【胃カメラ(上部消化管内視鏡)について】
オリンパス製内視鏡システムを導入しております。胃カメラ(食道・胃・十二指腸を検査する「上部消化管内視鏡」)は鼻から挿入する経鼻スコープと口から挿入する経口スコープの2種類を用意しております。
特に経鼻内視鏡は比較的楽であると好評いただいております。
(当院の経口スコープは外径7.7mmと一般的な経口スコープスコープ外径8~9mmよりやや細めです。)
胃がん等悪性所見の早期発見のためには、早めの胃カメラ検査をおすすめします。
ピロリ菌に関してはこちらを参照ください
(以下、スマートフォンの方は画面を横向きにすると見やすいです。)
【経鼻(挿入の)内視鏡検査・経口(挿入の)内視鏡検査について】
経鼻用の細径内視鏡スコープによる経鼻内視鏡検査は、スコープが舌のつけ根を通らないため嘔吐感がなく、一般的に苦痛が少ない検査方法といわれています。ただし、鼻腔が狭い患者さんでは、鼻からの挿入ができない場合や、痛みを感じやすかったり鼻出血を起こしやすかったりします。(経鼻挿入できない場合は、細径スコープを経口で使用したりします。)
また、経口内視鏡検査で一般的に使用されている外径8~9mm程度の内視鏡(当院経口ファイバーは7.7mm)と比べ、画質や処置性能がやや劣るため、より精密な検査を行う際には、経口挿入による内視鏡検査を行います。また、経鼻用の細径スコープは経口スコープに比べ操作性がやや劣るため、経口内視鏡にくらべ同じ操作を行うにも少し時間がかかります。
経口(口から挿入)内視鏡検査
内視鏡の外径 8~9mm程度(当院ファイバー:7.7mm)
内視鏡の画質 より精密な検査に適した高画質
操作性がよく生検(組織を採取する検査)もしやすい。細径スコープより比較的短時間で観察可能
麻酔(前処置) ・のどに麻酔をかける。
検査中のつらさ ・嘔吐反射が起こることがある。
検査中の会話 ×
検査後に異常がなければ、すぐに帰宅できる。
経鼻(鼻から挿入)内視鏡検査
内視鏡の外径 5~6mm程度(当院ファイバー:5mm)
内視鏡の画質通常の検査では、十分な画質
麻酔(前処置)・鼻の通りを良くする薬を噴霧した後、鼻に麻酔をかける。
検査中のつらさ ・嘔吐反射が少ない。
・鼻腔が狭い場合などでは、痛みを感じることがある。
検査中の会話 ○
検査時の注意点/副作用
・鼻腔が狭い場合、挿入できないことがある。
・鼻出血する場合がある。
検査後に異常がなければ、すぐに帰宅できる。
動画「経鼻挿入による上部消化管内視鏡検査の受け方」(4分28秒)
食道・胃・十二指腸などの上部消化管を調べるための、鼻から入れる(経鼻挿入)内視鏡検査の受け方について、動画で分かりやすく説明しています。「動画引用:おなかの健康ドットコムより。協力:オリンパス株式会社」
【内視鏡スコープ洗浄について】
当院はオリンパス内視鏡洗浄機(OER-4)を用い、
「内視鏡の洗浄・消毒に関するガイドライン」に従い、内視鏡スコープの高レベルな洗浄・消毒を行っております。
安心して胃カメラ検査をお受けください。